【鹿児島】西郷どんの子孫に会えるお店”西郷隆盛展望ホール K10カフェ” ★★★★

鹿児島県鹿児島市にある西郷隆盛の子孫が運営する「西郷隆盛展望ホール K10カフェ」の潜入レポートです。

【こんな人におススメ】

◆西郷隆盛の大ファン
◆西郷隆盛の子孫から歴史本には出てこないお話が聞きたい
◆西郷隆盛像を本来撮影すべき位置から撮影したい

最終更新日:2018/1/12

訪問日:2016/12月下旬


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【西郷どんと糸さんの子孫がいるお店 K10カフェ】

「K10カフェ」(ケイテンカフェ)は、西郷隆盛の曾孫がオーナー、3番目の妻・糸の弟の曾孫が店長を務める西郷隆盛ファンのためのカフェです。

お二人の家系図と西郷どんの関係についてはのちほどご紹介します。

 

「西郷隆盛展望ホール K10カフェ」は2015年4月11日にオープンしました。「K10カフェ」の名前の由来は、西郷隆盛が目指した「敬天愛人(けいてんあいじん)」から名付けられています。

どんなお店なのかというと、

  • 西郷隆盛像を本来見るべき場所から見る&撮影することができるお店
  • 西郷隆盛に関するグッズや書籍を購入できるお店
  • 歴史の教科書には出てこない西郷隆盛を知ることのできるお店
  • 曾孫さんを見て西郷どんの肖像画の真否を確かめることのできるお店
  • 知れば知るほど西郷どんの偉大さに涙してしまうお店

です。

幕末の歴史にそれほど詳しくはなくても、西郷隆盛の面影のある曾孫さんとお会いするだけで150年以上前の歴史が綿々と続いているということを実感できる場所です。幕末の歴史に詳しい方、西郷どんの大ファンであるなら、歴史の教科書には出てこないお話を直接子孫の方から聞くことができる貴重な場所でもあります!

2018年は明治維新150周年という節目の年であり、NHK大河ドラマ「西郷どん」も放映中ですが、各番組色々な場面でこのお二人が登場する機会も多いので、ご存知の方も多いと思います。ドラマ放映の1年間は、連日観光客で賑わうことでしょう。

「K10カフェ」の場所は、鹿児島中央駅から東へ2キロほどのところにある中央公園の北側向かい、「西郷隆盛像」の左側にあるビルの5階にあります。裏には照国神社、東隣には市立美術館があります。

【私がK10カフェに入店したきっかけ】

私が訪問したのは「西郷どん」の放映が決定して3か月後の2016年末でした。

今回の旅は鹿児島と熊本県内の温泉巡り&神社巡りの途中でした。とくにドラマを意識していたわけでもなく、K10カフェの存在すら知りませんでした。

K10カフェのすぐ裏にある島津齊彬公を祀る「照国神社」に参拝した帰り道、西郷隆盛像が近くにあるらしいので写真でも撮って帰ろうかと歩いていたら、

西郷隆盛の子孫が経営するカフェ

ここからでしか撮影できない西郷隆盛像

見学、撮影だけでもOKですよ

という面白そうなチラシを見かけ、ちょっと寄ってみようかということで何気なく入りました。

西郷隆盛像の撮影は、実は向かいにある公園に観光用の撮影台が用意されており、写真だけならばそこからで十分ということを後から知ったのですが、歩いている際には大通りの向かいにそんな場所があるとは知らず、お店の中でしか撮影できないものだと勘違いして入店したのでした(笑)

「K10カフェ」の向かいにある鹿児島市が用意した西郷隆盛像の撮影スポット

なぜそれほど興味があったわけでもないのに入店したのか、後から偶然ではなく必然だったということが分かったのですが・・・。

そして、オーナーである西郷隆夫さんもドラマを超える偶然のような驚きの出来事の連続でこのカフェを始めることになったと知り、西郷隆盛の子孫として生まれた宿命というものを感じざるを得ませんでした。

その話はのちほど。

【西郷隆盛展望ホール K10カフェの店内】

「K10カフェ」のある雑居ビル

看板の下には西郷どんが飼っていた薩摩犬

首輪には犬の名前の付いた札が。「ゴン」、「サワ」、「雪」、「ブチ」、「クロ」、「シロ」、「トラ」、「カヤ」、「ツマ」、「ツン」・・・全部で13匹のはず。「攘夷家」、「攘夷丸」って犬の名前にしては???ですね。

上野恩賜公園の銅像では犬を連れている西郷さんですが、親戚から預かったことをきっかけに13匹にも増えたそうです(後述の「西郷の妻」より)。

「K10カフェ」の入口。

入口にも店内にも至る所に「敬天愛人」という書が掲げられており、これが西郷どんを知るキーワードでもあり、オーナーの隆夫さんの運命を握るカギでもあります。

ビルのエレベーターで5階に向かうと、目のクリクリした男性が出迎えてくれました。

西郷隆盛像の写真を撮りに来たと告げると、オーナーさんの自己紹介から始まり、どうしてこの場所から銅像を撮影するべきなのか、歴史にうとい観光客にも分かりやすく丁寧に説明してくれました。

この方こそ、西郷隆盛の曾孫、西郷隆夫さんでした。

西郷どんほど大柄ではなくすらっとした方なのですが、目の大きさからして間違いなく血筋を引いていると分かるため、自己紹介にはジョークを交えて説明してくれました。低めの声と小さな手は西郷家の血筋だそうです。

明治初期に亡くなった人物の曾孫にしては若すぎるなという印象を持つ方が多いようで、その説明も加わります。

隆夫さんは昭和39年生まれ。父親は大正生まれ。どう見ても数字がおかしいです(笑)。隆夫さんの父上は西郷どんの孫に当たるわけですが、隆夫さんが生まれたのは父上が54歳の時。子供の頃にはすでに父親がおじいさんの年齢で、友達からはからかわれたそうです。最後の方に載せている講演会の動画でも出てくるのですが、「ヘルメット」のことを「鉄兜」と言ったり、100年くらいのジェネレーションギャップを感じます。

西郷隆夫プロフィール

1964年兵庫県生まれ。百貨店勤務を経て2014年株式会社開墾舎を設立、株式会社ナンシュウの代表取締役を務める傍ら、各地の公演等、西郷隆盛にまつわる歴史を語る活動にも力を入れている(「西郷の妻」より)。

お店の存在すら知らずに入店したので、もちろん、隆夫さんのプロフィールなど知る由もなかったのですが、後で書籍を読んで神戸生まれの神戸育ち、それまで鹿児島に住んだ経験もなかったことに驚きました。

歴史上の有名人の子孫が経営しているお店と聞いても、普通は観光目的の軽い動機で始めただろうなと思う人も多いでしょう(鹿児島県人以外ならば)。でも、隆夫さんが鹿児島に来ることになり西郷隆盛に関わることになった経緯というのがとんでもない話で、涙なくして見れません・・・。詳しくは後述の動画で。

「K10カフェ」店内の様子

周りにはところ狭しと西郷隆盛グッズが並べられ、中ほどにはカフェのテーブル席、窓の外には西郷隆盛像を見下ろすことができます。

お目当ての西郷隆盛像。

道路の向かいには観光用の撮影スポットは用意されていますが、なぜこのお店の中で撮影すべきなのか?というと・・・

台座を見ると西郷どんは撮影スポットに向かって正面ではなく斜め横を向いています。台座の上のプレートも上からでしか読めない文字が書かれています。これが理由なのですね。

ちなみに、この銅像建立の発起人は東郷平八郎、作者は安藤照、両名とも西郷どんと同郷、町内も同じ。安藤照は渋谷にあるハチ公の初代銅像も制作した人物です。

西郷どんは一枚も写真を撮らなかったため、鹿児島、上野にある銅像も肖像画を元に制作されました。写真を撮らなかった理由は、武士は自分を語らずという信念があったからだと言われています。これが「敬天愛人」につながる教えの一つです。

有名な肖像画は西郷どんの死後、新政府が5円札を発行するに当たり、印刷局お抱えのイタリア人キョッソーネに書かせたものです。すでに本人はこの世にいないわけですから、親族の中で西郷どんに似ている顏のパーツを何人分も掛け合わせて描かれたそうです(後述の「西郷の妻」より)。

窓から見える西郷隆盛像のアップ

窓際にあるミニチュア西郷隆盛像と本物をバックに思う存分撮影できました^^

続いて、隆夫さんから、「この銅像で西郷どんが右手に持っている物は何でしょう?」という質問が飛びました。

一番多い答えは・・・「たい焼き」らしいです(笑)

確かに、形は似ていますが(笑)

その流れでいくと「法螺貝」と答えてしまいましたが、銅像は陸軍大将の軍服を着ているので、取った帽子を手しているということでした。

そんな歴史を知らないお客さんにもつかみの会話で楽しんでもらってから、興味がある人には徐々に深い話へと入って行きます。

隆夫さんは子供の頃からお父さんに毎日耳にタコができるほど西郷さんの人となりと西郷家の教えを叩き込まれたそうで(後述の動画より)、教科書には出てこない裏話もたくさんご存知です。興味がある方はいろいろ質問を用意してから出かけると大変ためになると思いますよ。

大きなテレビの画面からは宝塚歌劇団で演じられた西郷隆盛の映像が流されています。宝塚ファンの規模はすごいですから、この公演をきっかけに全国から西郷さんのお墓参りに訪れるお客さんが増えたのだとか。

テーブルの上には、西郷隆盛を記した本が並べられています。


訪問した時点では大河ドラマの原作本となる予定の林真理子さんの著書はまだ執筆されていませんでした。

西郷隆盛の人となりを知るにはこちらの本がおススメだそうです。

大河ドラマ決定直後の新聞記事

「カギを握る斉彬と愛加那」「密室の会話、腕のみせどころ」の気になる文字。

【西郷隆盛の3人の妻と西郷家の人々】

壁には西郷どんと2番目の妻(左:愛加那)、3番目の妻(右:糸)の写真、更に横には西郷どんの息子の写真もあります。

西郷どんは生涯で3度結婚しています。大河ドラマでは「男にも女にもモテた」というキャッチコピーが出てきますが、3度の結婚はそういう意味ではなく、当時の生活上の理由からです。

1度目の結婚は伊集院須賀さんと。しかし、西郷どんが島津家の参勤交代のお供で留守が多く、体の弱い奥さんが残った大家族の面倒を見るのが大変だったので、見かねた実家が引き取っての円満離婚でした。

ただ、このお店にも写真はなく、大河ドラマでもおそらく登場しないようです。というのも、離婚後、実家の伊集院家は官軍についたため薩摩での風評を考えてなのか、資料を調べても一切出てこなかったそうです。伊集院家を慮って触れないようにしているそうです(「西郷の妻」より)。

2度目の結婚は、奄美大島の愛那加さんと。西郷どんが月照さんと入水自殺をした後に幕府から追われていたので薩摩藩が身を隠すよう奄美大島に送られました。その時に結婚したのが愛那加さんです。しかし、藩の規則では島の妻を本土に連れて帰ることは禁止されており、そのまま離婚という形になりました。この時に生まれた菊次郎はのちに連れて帰り西郷どんと一緒に生活しています。

3度目の結婚は、岩山糸さんと。島から帰り今度は倒幕に向けて活動することになりましたが、大変な時期に一人では大変だということで友人が世話した女性でした。糸さんも再婚でした。大河ドラマの第1回目では幼馴染の設定で出てくる威勢の良い女の子「イト」です。

しかし、実際の糸さんは西郷どんよりも1回り年下なので幼馴染というわけではありません。性格もとても控えめで忍耐強い女性だったそうです(「最後の妻」より)。

糸さんがドラマの中で気の強い女の子として描かれているのは、西郷どんが弱い者の立場に立った考え方のできる人物であることと、自ら女装をしてまで女の子の気持ちを汲み取ろうとする突飛な発想と行動力のある少年だったことを表すためのフィクションではないかと個人的には思いました。

また、ドラマの冒頭では、上野の西郷隆盛像の除幕式で「うちの旦那さん、こげん人じゃなか。」と詰め寄ったシーンが出てきました。顔が似ていないからという説もありますが、軍服姿ではなく浴衣姿だったのが政府からの嫌がらせに感じたという説もあります。

あの発言以外、糸さんのことを調べても詳しい資料が出てこないので、徳田秀子氏(徳田虎雄氏の妻)が子孫であるお二人との会話形式で執筆されたのが「西郷の妻」です。

自費出版で増刷の予定もなく、お店にあと20冊ほど残っているだけだというので記念に買って帰りました。190ページの薄い本ですが、西郷隆盛が生きた時代と西郷家の中の様子がよく分かる内容でした。

なぜ糸さんがこれほどまでに西郷どんに尽くしたのか(意外なラブラブ夫婦ぶり)、西南戦争中の残された家族の様子、糸さんが亡くなるまでのことはあまり世に知られていないので貴重な内容だと思います。

 

こちらは、西郷どんの嫡男である「寅太郎」。隆夫さんの祖父に当たります。西郷どんとは違い面長でシュッとした美男子で、お母さんの糸さんにそっくりです。

西郷どんの没後、新政府に迎えられドイツのプロイセン陸軍士官学校に留学したそうで、西洋文化の香りのする人物です。隆夫さんいわく、「目が大きいのは隔々世遺伝」だそうです(笑)

店内には西郷隆盛からオーナーの西郷隆夫さん、店長の若松宏さんまで続く家系図が貼ってあります。左の方に小さくあるのは、糸さんの実家「岩山家」の家系図です。

それを見ていた頃、ちょうど店長の若松宏さんがやってきました。

新聞記事の写真左が若松宏さん。大河ドラマ放映前後からNHKの他番組でも拝見する機会が増えました。

若松さんがどうして茶坊主のような恰好をしているのか気になりつつも聞きそびれましたが、考えてみれば「カフェ」(茶屋)だからですね(笑)

若松宏プロフィール

1960年鹿児島市生まれ。破魔投げ、鹿児島三大行事、観光語り部など鹿児島の多くの地域活動に参加。2014年陸上自衛隊を定年退官後K10カフェを運営。

若松さんも隆夫さんと同じように小さいころから耳にタコができるほど西郷どんの話を父親、親戚から聞かされていて若いころは反発していたそうです。でも、父親が亡くなってから改めて偉大さを知り、その遺志を継いでお店を始めたそうです。お二人の父上が亡くなられた時期も同じころだったのも運命というべきか。

私がこのお店に寄ったのは銅像の写真を撮りたかったためであり、あまり歴史に詳しくはないので長いお話になる予定ではありませんでした。でも、糸さんの実家である岩山家は足利氏の家系だとお聞きし、私の実家とも、出身地とも繋がりのある話が続き、「先祖に呼ばれたね。」と言われ、そうか、そうなのか・・・と驚いた次第です。

ここを尋ねる前に、100年前に分家になりお互い全く知らずにいた親戚とも初めての対面を果たしたばかりだったので、こういうことは偶然ではないのだなと確信してしまいました。

お店に滞在しているほとんどは若松さんとの会話になりましたが、薩摩藩と周辺の歴史に関しては本当に生き字引のような方なので、全国からお尋ねがあるそうです。私も予想に反して3時間半ほど滞在することになりましたが、青森から来られた研究者の方は1日話しても足りず、ということだったそうです。

とくに、薩摩藩は江戸幕府との関係で表に出せない話がたくさんあり、知りたい方は是非お尋ねください。

 

さて、西郷隆盛の直系の子孫というのはすぐに納得できるのですが、歴史を知らないと西郷どんと若松宏さんとの関係が分かりにくいですね。

西郷どんの3番目の妻、糸さんの弟の「直方」さんの曾孫さんに当たるのが若山宏さんです。

西郷どんは糸さんの実家にもよく遊びに来ていて、直方の妻、トクさん(若松さんの曾祖母)は西郷どんと一緒に湯治に連れて行ってもらったりと仲が良かったそうです。トクさんは昭和27年に97歳で亡くなられましたが、西郷隆盛を最後に知る人物として、その回想録がテープに録音され鹿児島市役所に保存されているそうです(「西郷の妻」より)。

この内容をまとめた本は「西郷さんを語る-義妹・岩山トクの回想」として出版されています。参考:国会図書館

歴史上の偉人の子孫は全国各地にたくさんおられるわけですが、それを後世に残しておこうとする西郷隆盛周辺の熱意には並々ならぬものを感じます。多数の死傷者を出したにもかかわらず、いまだに西郷どんは神様のような存在として人々に愛されているのが良く分かります。

【西郷隆盛が目指した”敬天愛人”の教え】

K10カフェの店内に掲げられている「敬天愛人」の文字。

直訳すれば「天を敬い、人を愛せよ」という意味ですが西郷さんの死後にまとめられた「南洲翁遺訓」にはこのように記されています。

「人は天地自然の恩を知って、人はこれを行うものならば、天を敬するを目的とす。天は人も我も同一に愛したもうゆえ、我を愛する心を持って人を愛するなり。人を相手にせず天を相手にせよ。天を相手にし、己を尽くし、人をとがめず、我が誠を足らざるを尋ねるべし。」

店内に飾ってある西郷隆盛が残した言葉(書は隆夫氏のもの)

私も記念に書いていただきました。感激(T_T)

頂いた当時には言葉の意味も良く分からず貴重な品をいただいて嬉しいという気持ちだけでしたが、後日、隆夫さんの講演会を聞いて、西郷どんはこれを本当に実践された方なのだと胸が熱くなりました。

後からお店にやってきた年配の男性は、色紙をいただいた後、隆夫さんと握手し、本当に西郷どん本人に接するかのような目だったのが印象的でした。

地位も名誉も金にも執着せず、自分を語らず、ただ人のために尽くす。現代に例えるならば大会社の社長であるにもかかわらず、末端の人間まで気配りを欠かさない。人を叱るにもその場で叱り、逃げ道を残し改心せざるを得ないような状況にする。動画ではそんな西郷どんの人柄を表すエピソードがたくさん語られています。

【西郷隆夫氏の素晴らしすぎる講演~延岡観光大使としての活動】

子供の頃は西郷隆盛の子孫であることが重くのしかかり逃げたい一心であったけれど、父の死をきっかけにいかに西郷隆盛が偉大な人物であったか、それにも増して偉大な父親だったというお話が下の動画に出てきます(講演の前半)。

それが死後になってようやく分かるわけですが、どう考えても運命に導かれているとしか思えないお話です。

父の危篤を知らされた後の大家さんの対応、スピード違反で捕まった時の警察官の対応。葬儀で聞かされた不仲だったはずの5年間の父親の対応。初めから仲の良いだけの親子だったら、隆夫さんも現在のような確固たる決意で活動されることもなかったのではないか。

1時間30分近い長い講演なのですが、息を呑む話の連続で、歴史を知らない人でも感動できるお話なので是非聞いてほしいと思います。

隆夫さんは神戸出身ですが、流暢な「かごんま弁」で話されており、一部聞きにくいところもありますが、かえって胸の内が現われるお話でした。

始めはタイトルを見て、「なぜ鹿児島ではなく宮崎県の延岡なのか?」と疑問に思いましたが、その答えも出てきます(講演の中盤から)。そして、自ら大使を引き受けた理由を知ると、単に観光産業として西郷隆盛に携わっているわけではない隆夫さんの意気込みというのが伝わると思います。

【西郷どんグッズとK10カフェで食べたメニュー】

観光スポットの一つとして取り上げるには濃い内容になりすぎてしまいましたが、ちょっと一息入れたいと思います。

死後うどんのフィギュアと上野の銅像に一緒にいる薩摩犬。有名なのは「ツン」ですね。

ビルの表にあったように、西郷どんは13匹の犬を飼っていて、セット販売もされていました(笑)。しかも、桜島の火山灰でできているという・・・。

こちらは都島子の味噌製造会社ヤマエで作った「西郷どん味噌」。お店に味噌汁のメニューがあったら味見してみたかったです。

そしてせっかくなので、お茶とロールケーキをいただきました。

ケーキは「ティスリー・サロン・ド・デ・マエヤ」のものです。

ロールケーキの上には「丸に十文字」の薩摩家の家紋がチョコレートで描かれています。

奄美産の黒砂糖と安納芋のクリームがたっぷり入った美味しいケーキでした。

K10カフェのメニュー

数量限定のランチ(お弁当・御膳)もあります。「桜島灰干し弁当」は、鹿児島中央駅で売上No.1だそうです。

ドリンク&アイスクリームのメニュー

棚の上には陶芸作品がたくさん飾られていましたが、その一部は西郷隆文さんの作品です。(西郷隆盛の曾孫-奄美時代に生まれた菊次郎の孫)*写真の作品は別のものです

無料で着用して記念撮影もできる甲冑

【K10カフェの感想】

西郷隆盛像を撮影して帰ろうかというつもりで何気なく入ったお店でしたが、西郷さんの人となりからまさかの郷土とのつながりまで、とても興味深いお話を聞くことができました。

お二人は単に子孫というだけでなく、郷土の歴史と文化の承継者として後世に語り継がなければという責務を持っておられます。鹿児島県人ならば当たり前の感覚だと思いますが、郷土愛の薄い地域では珍しいことなのかもしれません。

私が初めて鹿児島に訪問したのはもう15年以上前になりますが、その時タクシーに乗車した際、行き先を告げた後に運転手さんが発したのが「薩摩がなければ今の日本はなかった。」という言葉でした。さすが鹿児島は違う!とビックリしました。

上に挙げた本の中には「鹿児島でタクシーに乗って薩摩の悪口を言ったらその場で降ろされた。」という話が出てきますが、嘘ではないのではと思います。

タクシーの話は城山観光ホテルに向かう途中の出来事だったのですが(西郷さんが亡くなった場所)、その日は奄美返還50周年記念で同じホテルに天皇皇后両陛下が宿泊されていて、ホテルの中は九州中から集められた警察官でいっぱいでした。帰りは西郷洞窟の前で写真を撮り、その後、島津の別邸だった仙巌園に行くと沖には巡視船が。幕末がよみがえるような光景でした。

何気ない観光でも鹿児島では必ず西郷どんを眼にすることになります。

どうせならば、見るだけでなく歴史を実感したいところです。

K10カフェに訪問する場合には、多少なりとも勉強して行った方が感動が何倍にもなると思います。私も後から本を読んだら知りたいことが山のように出てきてしまい、あの時知っていればお話を聞くことができたのに・・・と思いました。

鹿児島県人のみならず、全国から訪れる西郷隆盛ファンの熱いこと!西郷どんの面影を残している曾孫さんに接する様子を見ると西郷どんが生きていた当時はもっとすごかったのだろうなと。当時ならば目の前にいても顔を上げることができないくらいの人物でしょうが。

明治維新から150年経った現在でも歴史は連続しているのだなと実感できる場所でした。

 

美味しい ★★★★4.3

雰囲気が良い/レア度! ★★★★4.5

インスタ映えする! ★★★★4.5

また行きたい! ★★★★4.8

総合  ★★★★4.5

また行きたくなる基準点4.0点/5.0点


*ブログの内容は掲載時の情報です。

基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。


【西郷隆盛展望K10カフェ】基本情報

さいごうたかもりてんぼう けいてんかふぇ

住所:〒892-0853 鹿児島県鹿児島市城山町2−30 二之丸ビル5階
TEL:099-295-4189
公式サイト

【営業時間・定休日】

営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日

アクセス

◆車
九州道「鹿児島北IC」から国道3号線経由、4.8キロ10分。
南九州道西回り「田上IC」から4.5キロ12分。
ドラぷら
◆電車
JR「鹿児島中央駅」から2キロ、タクシーで8分。駅前から鹿児島市営バス・シティビューで「西郷隆盛像前」下車、徒歩2分。
Yahoo!路線情報鹿児島市路線バス時刻表
◆高速バス
楽天トラベル高速バス予約

地図


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薩摩川内市 川内高城温泉 双葉旅館(旧五助屋)
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投稿者: 足のつぼ

みちくさの途中にこそ新たな発見がある!そんなことを気付かされながら全国の秘湯巡り&神社仏閣巡りをしています。旅の途中に立ち寄った美味しいお店、興味深かった観光スポット等はスピンオフとしてこのブログに掲載しています。 秘湯巡りのブログは⇒こちら。神社仏閣めぐりのブログは⇒こちら。地元のグルメ&観光ブログは⇒こちら

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