大阪府大阪市にある「八重勝の串カツ（本店）」のグルメレポートです。
お店の基本情報はページの下部にあります。
【こんな人におススメ】
◆本場大阪の串カツが食べてみたい
◆高級店よりも大衆店が良い
◆1時間待ちもいとわない
八重勝の口コミ評価：Google 4.1点/5.0点
最終更新日：2022/1/29
訪問日：2014/3
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【ソース二度づけ禁止「八重勝」の串カツに初入店】
大阪のご当地グルメと言えば、
お好み焼き、たこ焼き、ネギ焼の他にも
串カツが有名ですね。
大阪の串カツはピンキリで、味はどこでもまあ美味しいのですが、ワイングラスを揺らしながらいただく高級店から、立ち飲みの汚い居酒屋から色々あります。
数が多すぎてどこに行って良いのか分からない場合には、とりあえず「八重勝」がおすすめです。
実は「八重勝」に行こうと思ったのは1990年代。
まだ今ほどの知名度はなく、昼間からお酒を飲んでいるおじさんがいるようなお店という雰囲気で、女性一人ではとても入りにくい雰囲気でした( ;∀;)
隣には「スパワールド世界の大温泉」という、「テルマエロマエ」でも出てきた世界の温泉をイメージした特大級のスーパー銭湯もありますので、湯めぐりの途中に立ち寄るのもいいですね。
今回は、東大阪に向かう途中、「新今宮駅」で下車。
新今宮・動物園前付近は、初めて大阪に行った時に宿泊した懐かしい場所です。
あいりん労働公共職業安定所前
まだ携帯電話もネットも一部の人しか使えなかった1990年代頃になりますが、
大阪に遊びに行く際、格安の宿があったので、ここが西成釜ヶ崎・あいりん地区だと知らずに宿泊しました。
この「職安」を通りがかった時、
建物の１階、駐車場になっている部分から火と煙がゴーゴーと上がっていて、建物はススで真っ黒、早朝から大勢の人だかり。
あれは何？？？？？？と思った場所でした。
ドラム缶で暖を取ったり炊き出しをしている最中だったようで、
ここがテレビで見た場所かと納得。
通り沿いでは、
パイナップルの缶詰をバラして、輪切り１個50円で売っているお店があったり、
大通りの中央分離帯や路肩でホームレスらしき人がそこらじゅうに寝ていて、
車に轢かれちゃうよ！！！
と異様な光景にカルチャーショックを受けたのでした。
ここは本当に日本か！と。
大阪在住の人には、
「女がそんな場所に行くもんじゃない！」と驚かれました＾＾
そんなインパクトのある町だったので、
近くの「八重勝」も、一般人には入りにくいお店なのかと思って敬遠してしまいました(^_^;)
でも、現在はディープな大阪という雰囲気は全くなく、天王寺駅前にあべのハルカスもでき、若者や観光客で賑わう町に変化していました。
ジャンジャン横丁入口のビリケン
細いアーケード街の壁には、ピンクのネオンがついたハート形の何かが・・・。
「恋人の聖地」だそうで、南京錠をかけて愛を誓う場所らしいです。
「新・世界の中心で愛を叫ぶ」なんだとか(^o^)
観光客向け？なのか、串カツの大型店「横綱」
居酒屋のようにメニューは何でもアリ（食べログ）
昼間でしたが、お客さんはほぼ２０代だけでした。
こちらも同じような居酒屋「やまとや」（食べログ）
新世界のメインストリートには数えきれないほどの串カツ屋さんがあり、
同じ店舗の隣に2号店、3号点まであったり、
メニューも豊富なので、こちらの方が賑わっていました。
でも、「八重勝」は昔ながらの細いアーケード街にあります。
この近辺は、将棋を楽しむお店が多かったです。
昔、「じゃりン子チエ」というアニメがあったけれど、そのまんま昭和の大阪のイメージです。
安くて美味しいお寿司だと評判の「大興寿司」（食べログ）
それと写真には撮り忘れましたが、同じ通りには、
カウンターに「吉田類」が座っていそうなディープなホルモン焼屋
「本家ホルモン道場」（食べログ）もありました。
こちらは是非、次回行きたい場所です。
ウロウロしながら美味しそうなお店がいろいろあって迷うのですが、
やっぱり１０数年来、来たかった「八重勝」に入店しました♪
八重勝外観
店舗は道路を挟んで向かいにもあります。
店内は中央に厨房があり、その周りを回転寿司屋のようにカウンター席が取り囲んでいます。
4~5席に一つ、揚げ担当の方がいて、注文したその場で揚げたての串カツを出してくれます。
カウンターのテーブルの上には、ステンレスのソースの入った入れ物。
着席すると、
大きくちぎったキャベツの山と、食べ終わった串を入れる竹筒の入れ物が置かれます。
何を食べてよいのか分からなかったので、壁にあったメニューの端から注文しました＾＾
どて焼 3本で300円（以下、2014年当時の値段です）。
名古屋のものとは違い、白みそ仕立てです。
かなり甘めのお味噌。
牛筋の臭みや歯ごたえはほとんどなく、柔らかくとろっとしてました。
元祖串カツ（牛肉） 3本セットで300円
パン粉は細かめで、やや天ぷらに近い感じの衣。
細長く切った牛肉を串に刺して揚げてありました。
ソースは、ウスターソースのようにさらっとしたタイプですが、ブルドックソースのようなたまねぎの辛みはなく、味は甘め。
「二度づけ禁止」とあるので、一度でたっぷり浸しましたが、ソースの味はそれほど濃くなくさっぱりしています。
（「串カツ田中」が開業したのは数年後ですが、マネして作っているのかソースの味はよく似ていました。）
続いて、右から、牡蠣と海老、イカ。
イメージしていたよりも具が大きい！
具材はそこそこ良い物を使っているように思いました。
ジャガイモととんかつ
ジャガイモは予め蒸してあるもので、ちょっとホクホク感はなし。
豚串の方は脂身も甘味があって、これが一番美味しかったです。
最後に鳥の唐揚げ
塩コショウがまぶしてあるので、ソースは付けずにいただきます。
他にも食べたいものがたくさんありましたが、また来たいと思う程度に、腹六分目くらいに抑えておきました。
揚物ばかりですが、キャベツを食べながらだと全く胃もたれしないのが不思議です。
【ジャンジャン横丁入口～八重勝店内の動画】
【八重勝の感想】
ジャンジャン横丁の串カツというと、1本100円で1,000円も食べるとお腹いっぱいになると思っていました（初めて目にした立ち飲みスタイルの危ない場所にあるお店の印象が強い）。
八重勝は野菜等は100円ですが、魚介などの具材は1本200円～400円なので、今回はウーロン茶も入れて、しめて2,200円でした。
食事として食べようと思うと、それほど激安という感じではなく、回転寿司と同じような値段ですね。
とはいえ、安いからそれなりかと思いましたが、具材も意外と良く、美味しかったので、翌日もまた食べたいと思うほどでした。
【八重勝の感想】
美味しい ★★★★ 4.0
雰囲気が良い ★★★★ 4.2（下町的な意味で）
インスタ映えする！ ★★★ 3.8（中身が分からない）
コスパ ★★★★ 4.0
接客サービス ★★★ 3.5
総合 ★★★ 3.9
また行きたくなる基準点4.0点/5.0点
【おまけ 老舗串カツ店 知留久】
ところで、十年くらい前、どうしても串カツが食べたくなって、
「八重勝」とは対照的なお店に入りました。
梅田にある「知留久（しるひさ）」（食べログ）というお店です。
こちらは、フォアグラの串があったり、具材の組み合わせがフランス料理の前菜かと思うほど独創的で、しかもお刺身のままでも行けそうな新鮮な素材ばかり。
ソースも凝った物が4種類くらい出てきたり。
客層は会社の接待や大人のカップルばかり。
お値段も1人1万円以上したと思いますが、同じ串カツでも別次元でした。
母は10年以上たっても未だに忘れられない味だったと言っていて、
また機会があれば行ってみたいお店です（後日、OS店に一人で行って来たので後でアップします。）
＊ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
【八重勝】基本情報
やえかつ
住所：〒556-0002 大阪府大阪市浪速区恵美須東３丁目４−１３
TEL：06-664-36332
公式サイト
【営業時間・定休日】
営業時間：10:30～20:30
定休日：木曜・第３水曜
アクセス
◆車
阪神高速14号松原線「阿倍野」下車、7分。
ドラぷら
◆電車
地下鉄御堂筋線・堺筋線「動物園前」駅から徒歩3分。
南海本線・関西本線「新今宮」駅から徒歩7分。
Yahoo!路線情報
◆高速バス
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地図
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