北海道の知床ウトロ地区で行われる冬のアクティビティの定番「流氷ウォーク」の体験レポートです。
お店の基本情報はページの下部にあります。
【こんな人におススメ】
◆流氷の上を歩いてみたい
◆流氷の隙間にある歩の海に入ってみたい
◆でもダイビングは苦手
流氷ウォークの口コミ評価:じゃらん5.0点/5.0点
最終更新日:2020/3/13
訪問日:2020/2
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【目次】
- 流氷ウォークとは
- 流氷ウォークが誕生した経緯
- 流氷ウォークに参加した感想は?
- 流氷ウォークの催行時間・料金
- 流氷ウォークの参加資格
- 流水ウォークの所要時間と段取り
- 流氷ウォークで準備するもの・服装は?
- 荷物は?スマホ・カメラはそのまま持って行けるのか?
- 次に行く機会があったらもっとこうしたかったと思うこと
- 流氷ウォークの体験動画
- 流氷ウォークのツアー会社
【ドライスーツを着て流氷の上を歩くアクティビティ”流氷ウォーク”】
◆流氷ウォークとは
「流氷(遊)ウォーク」とは、ドライスーツ(冬用のダイビングスーツ)を着て流氷の上を歩くという知床の代表的な冬のアクティビティです。
流氷に関するイベントといえば、網走発の「オーロラ号」、紋別発の「ガリンコ号」という遊覧船の上から流氷を眺めるが有名ですが、もう少し身近に流氷を感じたい、ちょっと冒険してみたい人にオススメなのが「流氷ウォーク」です。
◆流氷ウォークが誕生した経緯
流氷は毎年1月下旬から3月末頃までオホーツク地方にやってきます。
着岸した流氷は海岸から陸続きになるので、ちょっと歩いてみたくなりますよね。
だからこそ、現地では小さい頃から「流氷の上を歩くのは危ない!」と厳しく教わるそうです。
一見頑丈そうに見えても、流氷の間に隙間があればあっという間に極寒の海の中に吸い込まれてしまい、低体温症等で数分で死んでしまうからです。
でも、流氷の中にいるクリオネを見るためにダイビングをするのだから、そのダイビング用のスーツを着て歩けば万が一海に落ちても濡れないし、いいのではないか?そんな冬のアクティビティを名物にしたら良いかも?
ということで誕生しました。
今では、遊覧船に次ぐ冬の人気アクティビティとなっています。
*ドライスーツは完全防水で、海の中に入っても顔以外は水に濡れない仕様になっています。
◆流氷ウォークに参加した感想は?
控えめに言って最高です!
白銀の海の世界を見るだけでも感動的ですが、流氷の上を歩くなんて、冬の知床に来なければできない経験です!
冬に知床に行く機会があるなら是非とも参加をオススメします!
お一人様、友人グループ、カップル、父と娘と年齢も構成も様々なので、心配はいりませんよ。
一番下に体験動画を載せていますので、参考になさってみてください。
【気軽に参加できる”流氷ウォーク” 。でも、注意ポイントは事前にチェック】
事前の心構えとして参加資格に制限があるのか、準備していくものは?撮影はできるのか?等、気になるポイントをまとめてみました。
◆料金・催行日時
料金:1回 6,000円/人(レンタル込み)
ツアー催行期間は流氷のいる間
⇒例年1月下旬~3月中旬頃まで(2020年は2月中旬~でした)
ツアー時間:1回 1時間30分
出発時間 9:00~15:00発まで1日3~4回(ツアー会社により異なります)
◆流氷ウォークの参加資格
- 健康・体力に問題がない
- 身長130cm以上体重110キロ未満であること
- 小学生以上75歳未満であること
が必要です。
1.万全な健康状態であること
流氷は時と場所、天候により状態が変わるため、不安定な流氷の上を歩いたり、海岸からかなりの距離を歩かなければならない場合もあります。そのため、健康で基礎体力があることが必要です。
また、予期せず冷たい海の中に入ってしまい、ショックで心臓や体に負担がかかるかもしれません。
なので、事前に健康状態のチェックがあります(自己申告)。
チェック項目は催行会社によって多少異なりますが、
- 妊娠中の方
- 高血圧の方
- 心臓疾患のある方
- 手術経験がある方
- 糖尿病の方
- 首や脊椎に異常がある方
- てんかんのある方
- 飲酒した方
- その他体調の悪い方
等は参加できません。
*健康に疑わしい場合は医師の診断書の提出を求められることがあります。
2.安全のための年齢制限
大勢の参加者に対してガイドは基本的に1名なので、常に目が届くとは限らず、自己管理ができる必要があります。
そのため、
- 小学生以上
- 75歳未満
であることが必要です(傷害保険の適用外であるため)。
3.身長・体重制限
ドライスーツのサイズには制限があるため、
- 身長130cm以上
- 体重110kg未満
の方に限られます。
*制限は催行会社によって多少前後します。
◆流水ウォークの所要時間と段取り
流氷ウオークは集合してから解散するまでおよそ1時間30分。着替えと移動に前後30分近くかかるので、実際に流氷の上を歩いたり写真を撮ったりできる時間は30分くらいになります。
現地での段取りは下記の通りとなります。
- 参加者をホテルでピックアップ
- 流水ウォークのポイント付近の駐車場に移動
- 車の周りでドライスーツに着替える
- 海岸からポイントまで流氷の上を歩く(300m~500mくらい)
- ドライスーツ一式
- 手袋・帽子
のレンタルは料金に含まれています。
なので、撮影用のカメラ・スマホ着替えやすい服装で出掛けるだけでOKです。
ドライスーツの下は
- 上:ヒートテックの長袖Tシャツ+薄手のフリース素材のジップアップ
- 下:ヒートテックのレギンス+薄手のフリース素材等のパンツ
等が一般的です。
スキーウェアの下に何を着るのか、気温によって調節するイメージで良いと思います。
私はTシャツの上にフリース素材だと動くのに腕がゴワゴワするかなと思い、薄手のダウンのベストを着ました。気温-5度くらいでしたが、全く寒さは感じませんでした。
◆荷物は?スマホ・カメラはそのまま持って行けるのか?
せっかく体験するからには写真屋動画を撮りたいので気になるのが撮影機材ハモっていけるのかです。
でも、ドライスーツにはポケットはありません。また、流氷の上を歩く際には両手を空けてバランスを取れるようにしないと危ないため、ポーチやバッグは持って行けません。貴重品も盗難のおそれがあるのでホテルに置いてきましょう。
基本的にカメラやスマホはガイドさんに預けることになります。
一度に大勢のものを預かるため、重たい一眼レフや三脚は持って行けません。また、デジカメ・スマホはグループで1つだけになります。
仮に持って行かなかったとしても、撮影タイムの時にお願いすればガイドさんのカメラで撮ってもらえて、サイトからダウンロードできます。
- スマホ・デジカメ グループで1つのみOK
- 一眼レフ×
- 三脚×
- 防水仕様でないものは防水カバーがオススメ
- バッグは×
- ドライバッグや小さなリュックはOK(邪魔にならない程度の小さな三脚や自撮り棒は入れてもOK)
海岸から300mくらい沖で撮影タイム&入水タイム
防水仕様でない場合は濡れて壊れることもあるので、スマホは防水ケースに入れて預けるのがオススメです。
防水仕様のリュックやドライバッグならば自分で持って行っても大丈夫です。たすき掛けで背中に向ければ両手も空くので、歩くときに邪魔になりません。小さめの自撮り棒等を入れても大丈夫だと思います。
私はドライバッグの中にはスマホとGoProの予備バッテリーを入れて持って行きました。
歩いている時の動画も撮影したかったのでGoProは頭に巻き付けて撮影しましたが、撮影タイムの場所ではジンバル(スタビライザー)で撮影した方が綺麗に撮れますね。ただ、歩くときにはやっぱり危ないと感じました。
寒いとバッテリーの減りが通常の倍以上早いですが、iphone 11proとGoProは50%以上バッテリーが残っていて意外と寒さには強いようです。
◆次に行く機会があったらもっとこうしたかったと思うこと
流氷ウォークは実質30分程度なので、流氷の上を歩くのに慣れてきたかなと思った頃に終わってしまいました。
なので、次に行く機会があれば1日に2回か2日連泊して体験したいですね。そのくらい楽しかったです。
1回しか参加する余裕がなければ、綺麗な写真を撮りたいのか、海水の中に入りたいのか、何に重きを置くか意識しておいて時間を存分に使いたいです(私の場合はもちろん後者)。
あとは、歩くのに気を取られてまともな撮影ができませんでした。
ダイビング用の手袋は手に密着していて着脱が大変なのですが、手袋をはめたままだとカメラのボタンが押せないし、外したままだと5分も立たないうちに手が凍えて動かなくなるし・・・。
iphoneもGoProも買ったばかりでロクに使い方も分からないうちに本番が来てしまったので、もっと事前にシミュレーションすれば良かったなと思います。
沖の方であれば、海水の中をのぞき込むとクリオネが見えることもあるので、もう少し意識して水の中も撮影してみれば良かったです。
【流氷ウォークの動画】
GoPro Maxで撮影した動画です。
◆動画の目次
*青い数字のリンクをクリックすると好きな項目から再生できます
0:00 流氷ウォークイントロ
0:26 ドライスーツで海岸から300m沖へ歩いて移動(タイムワープ動画)
1:02 沖に到着 撮影タイム&入水タイム
1:24 インストラクターが入水方法を伝授
2:55 入水に挑戦(360度動画)
3:56 今年は例年に比べて流氷の到来が遅かったと言う話
4:31 帰り道~歩いている動画
6:02 昔は船を出せないので漁師に流氷は嫌われていたが・・・という話
10:27 海に沈むアクシデント!?
11:40 生物がいるか海中にカメラを入れてみるが・・・
12:25 おまけ ドライスーツの着用方法
【流氷ウォークの感想】
面白い! ★★★★ 4.8
雰囲気が良い/レア度! ★★★★ 4.8
インスタ映えする! ★★★★ 4.8
コスパ ★★★★★ 4.8
また行きたい! ★★★★ 4.8
総合 ★★★★ 4.8
また行きたくなる基準点4.0点/5.0点
*ブログの内容は掲載時の情報です。
基本情報の変更がある場合もございますので、お出かけの際には施設にお問合せ下さい。
◆流氷ウォークのツアー会社
【シンラ(知床自然ガイドツアー 株式会社)】基本情報
しんら(しれとこしぜんがいどつあーかぶしきがいしゃ)
住所:〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西187−8 地図
TEL:0152-22-5522
公式サイト
【営業時間・定休日】
営業時間:9:00~19:00
定休日:期間中は原則無休
【ゴジラ岩観光ウトロ事務所】基本情報
ごじらいわかんこう うとろじむしょ
住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町 ウトロ東51 地図
TEL:0152-24-3060
公式サイト
【営業時間・定休日】
営業時間:8:00~19:00
定休日:期間中は原則無休
【流氷ウォークをネットで予約する】
又は
⇒しれとこ村の宿泊プランから流氷ウォーク付プランがあります
ツアー会社(ウトロ温泉街)へのアクセス
◆車
斜里町市街地から37キロ40分。
ドラぷら
◆電車
斜里BTから知床エアポートライナーバスで「ウトロ温泉BT」下車。
Yahoo!路線情報
◆高速バス
札幌⇔ウトロあり
楽天トラベル高速バス予約
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